日産NV200(日本名:NV200バネット)をベースに開発された商用EVコンセプトカー、e-NV200(デトロイトモーターショー12)

日産自動車は、多目的商用バン『NV200』をベースとした100%電気商用車『e-NV200』のテストカー1台を、9月3日より栃木県へ貸与すると発表した。

今回の貸与は、栃木県が農村地域で行う電気自動車活用の実証運行に協力するためのもの。実証運行では、過疎化・高齢化に加えて、ガソリンスタンドの撤退も進んでいる農村地域において、充電作業が自宅でできる電気自動車の利便性や、排出ガスがゼロという特性を活かした出荷業務の環境への負荷低減効果等を検証する。

具体的には、9月4日から17日まで、道の駅「湯の香 しおばら アグリパル塩原」内の農作物直売所への個別配送(農家約20軒からの出荷物)を、ミルクラン方式(巡回集荷)に変更、集荷用車両としてe-NV200テストカーを利用する。

農村地域では、小水力発電、太陽光発電、バイオマス発電等の再生可能エネルギー活用の可能性が高く、栃木県では、それらを農業用施設等に活用する「電力の地産地消」を目指しており、今回の実証運行はその取組みの一環となる。

さらに、農村では、停電時においても電力供給が欠かせない施設・作業(ビニールハウスの暖房・搾乳等)が多く、栃木県では、今年度中に、電気自動車の蓄電機能を活用した電力供給実証を行う予定となっている。

日産 e-NV200コンセプト(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》