マルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ組のアウディ『R18 e-tron クワトロ』

8月26日、英国のシルバーストーンサーキットで開催されたWEC第4戦6時間耐久レース決勝。予選トップのアウディ『R18 e-tronクワトロ』(ディーゼルハイブリッド)が優勝し、シーズン折り返し地点において総合優勝を獲得した。

マルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ組が駆ったR18 e-tronクワトロは、燃費の良さにおいても好成績を収めている。6時間のレースで給油のためのピットインは6回、2位だったトヨタの『TS030 ハイブリッド』は8回だった。また、他マシンとの接触アクシデントに巻き込まれたトレルイエはストップ&ゴーペナルティを受け、32秒のタイムロスとなったが、最終的に2位に55秒以上の差をつけフィニッシュ。また、今回のレースでアウディは総合優勝だけでなく、WECマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得した。

その一方、ドライバーによる年間チャンピオン争いは面白い展開に。今回で2度目の優勝を獲得したマルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエの3人が、今年初めてランキングトップに登場。全8戦のうち4戦を終えた時点で、彼らとランキング2番手のトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュとのポイント差はわずかに4.5ポイントしかない。

そのトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ組は、今回のレースでは不運に見舞われた。2人が駆ったAudi『R18 ウルトラ』は、予定外のピットストップを余儀なくされ3位に。クリステンセンからマクニッシュに交代して走り出してから数周後、右リアタイヤにスローパンクチャーが起き、タイヤ交換のためにピットストップを行った。この結果彼らのマシンは先頭集団に1ラップの差を与え、その後もハイブリッドマシン同士で戦われていたトップ争いに食い込むことが出来なかった。

次回のWEC第5戦は、3週間後にブラジル・サンパウロで開催予定。次戦では地元出身のドライバー、ルーカス・ディ・グラッシがトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュ組に加わって戦う。

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