中部電力は、東日本大震災と国の動向を踏まえ、浜岡原子力発電所の敷地と周辺地域を対象に、過去の津波の発生状況を確認するため、津波堆積物調査を実施すると発表した。

これまで同社では、歴史記録に基づいた津波に関する文献調査を実施してきたほか、南海トラフ沿いの地震に伴う津波堆積物などについては、駿河湾、遠州灘沿岸で既に国や研究機関によって調査結果が報告されており、その内容を確認している。

一方で、東日本大震災を踏まえて、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」では、津波堆積物調査の重要性が示されており、原子力安全委員会は、耐震設計審査指針類の改訂案で、敷地周辺の津波堆積物調査の必要性を記載している。

同社では、こうした状況を踏まえ、敷地周辺での津波堆積物調査の実施を検討、今回、調査計画がまとまった。今後、関係各所と必要な調整を行った上で、発電所の敷地と周辺で津波堆積物の調査を行う。