トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》

6年ぶりの全面改良となった2代目『オーリス』の開発責任者である製品開発本部の藤田博也ZEチーフエンジニアは、「スポーツハッチバックの『新基準』の確立をめざした。同クラスの欧州車を凌駕する走りに進化させた」と自信を示す。

新型は全長を30mm延長する一方で全高は55mm低くして低重心化を図った。また、ドア開口部の補強などによって、運動性能の基礎となるボディー剛性を旧モデルより約10%向上させているという。スポーティーグレードの「RS」は、「初代ではマイナーチェンジの時に追加したので認知度はいまひとつだった」(藤田氏)との反省から、2代目では当初から性能を高めて設定した。

1.5リットルと1.8リットルエンジンのオーリスは、欧州で年200万台規模という大市場のCセグメントハッチバック。初代も全体の約7割を欧州で販売しており、激戦区で大健闘してきた。藤田氏は新型車について、外国メーカー車ではVWの『ゴルフ』やフォードモーターの『フォーカス』など、日本車ではマツダの『アクセラ』と富士重工業(スバル)の『インプレッサ』をベンチマークしてきたという。

世界レベルでの初代の顧客は、若年から高齢層まで広く分布し、女性が全体の4割程度を占めるなど男女を問わない広がりを見せた。藤田氏は新型車について、従来の幅広い層のなかでも「ワクワクするスポーティーな走りは若年層、とくに30代の方々にアピールできる」と見ている。

トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・オーリス《撮影 太宰吉崇》