ザウバー・小林可夢偉《撮影 瓜生洋明》

8月12日、千葉県市原市にある新東京サーキットで「グッドスマイルレーシング カートグランプリ」が開催された。同イベントには、ゲストとしてF1ドライバーの小林可夢偉(ザウバー)が登場、本誌のインタビューに応じた。

今シーズン唯一の日本人ドライバーである可夢偉。シーズンは全20戦中11戦を消化、ここまで自己ベストとなる33ポイントを獲得している。可夢偉本人に今シーズンを振り返ってもらった。


----:今シーズンも前半戦を終えましたが、ドライバーズポイントではすでに前年を上回っています。また、チームメイトのセルジオ・ペレス選手も好調ということで、チーム全体としても前半戦はまずまずな結果だったのではと思います。可夢偉選手は今シーズン前半戦をどのように見ていますか。

可夢偉:取りこぼしも多かったので、前半戦は悪くもなく良くもなくといったところでしょうか。ただ、絶好調とは言えないけれども(調子が)良い時はしっかり結果を残せています。また、今年は各チームのタイム差が小さい中で、われわれのチームもトップ集団に追い付き、さらにはその中で良い成績を残しているという点では、昨年以降クルマ作りをしっかりと行ってきたチームの力で、あるいは、チームの力以上にクルマのポテンシャルを引き出せているのではないかと思います。

----:今シーズンは、開幕から第7戦まですべて勝者が異なるという史上稀に見る大混戦でした。一部ではこうした状況に対する批判も聞かれますが、可夢偉選手はこうした状況をどのように捉えていますか。

可夢偉:僕自身はそうした批判をあまり聞いたことは無いですけどね(笑)。われわれはそこ(表彰台)まで行ける力がまだ無かったので、前半戦ではチャンスが無かったかもしれない。ただ、もしかしたらどこかで"ハマる"といつか勝てる時が来ると思っていますし、実際、自力で表彰台を穫るポテンシャルはあると思っています。まず現実的に、そこを目指していければと思っています。

----:なるほど。

可夢偉:ただ、あまり勝ちにこだわるのではなく、しっかりと自分の力を出すというのが一番の目標です。やはり、F1というのはパッと出てパッと勝てるスポーツではなく、1つ1つの積み重ねによって結果が出るスポーツなので、あまりそこ(表彰台)を見ないように、1つ1つミスをしないようにしながらクルマのポテンシャルを引き出すことを考えています。また、そういうことがわれわれには必要だと考えています。

----:そうした中で、後半戦の具体的な目標はどういったところに置かれているのでしょうか。

可夢偉:とは言うものの、具体的な目標はもちろん表彰台ですし、それはシーズンが始まる前からずっと変わっていません。しっかりポテンシャルを引き出すことができれば、表彰台に行けるクルマですので、そこまで1つ1つ積み重ねていこうと今は考えています。

----:ありがとうございました。

ザウバー・小林可夢偉(参考画像) ザウバー・小林可夢偉(参考画像) ザウバー・小林可夢偉(参考画像) ザウバー・小林可夢偉(参考画像) ザウバー・小林可夢偉(参考画像)