トヨタ プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》

編集者から『プリウスPHV』を受け取り、走りだしでまず気づいたのが充電残量がゼロ。「も〜、しょうがないよね〜」と、一緒に借りた充電ケーブルで充電をすることに。

ケーブル自体はとても軽量で、やせ形の私でも片手で難なく充電できる。ガソリンスタンドのノズルよりも軽量で小さく、ケーブルも単純なものなので、差し間違いも絶対に起こりえない手軽さ。幸いマンション駐車場の片隅に電源があったので管理人さんに少しだけお借りした。

その瞬間、メーターに表示されたのは「9.9」時間。スペース的に10まで表示できない感じだったので、これはかなり時間がかかるなと10秒で判断しストップ。充電カタログを見ると100Vでは約180分もかかると分かり、充電ステーションのあるトヨタカローラ三田へ充電をしに行くことに。

とても素敵なお姉さんが丁寧に出迎えてくれ、事情を説明すると「約1時間ちょっとかかりますから」と店内でお茶をごちそうになったり、本を読んだり、遊んだり。それでも1時間以上を潰すのは厳しかったし、充電設備が自宅にないとなると毎回充電のためにこうして時間を使ってしまうなんて時間の無駄使いだ。

満充電になりチェックをするとEV走行可能距離は約12km。その日の気温は30度以上だったのでエアコンを入れることに。そのため到底カタログ値の26.4kmには届かない。

走りだすと自動的にEV走行に切り替わった。EVモードかHVモードかはボタンで選べるのだが、別段こだわりはないので、そのままEVモードにしておいた。しかし、アッという間に電力が減ってゆく。帰宅と翌日に近場に買い物に出かけたらすぐ使い切ってしまった。

ココで分かったのは、「編集さんは充電をしないで私に渡したのではなく、ウチに来るまでに充電を使いきっちゃったんだな」ということ。

モニターをチェックしてみると、今回乗車したプリウスPHVの総走行距離はHVで6680km、EVでは4km。97%をHVで走行しており、EV比率はたったの3%ということになる。かなり凹んだのは「充電で節約できた燃料0.7リットル」。たったの0.7リットル…。まあ、広報車なので、EVテストは近場で終えてから遠くまで持っていって写真撮影をしている媒体が多いとも考えられる。EVメインで使う気で買ったならここまでの数字にはならないとは思うが、遠出をする人や充電ステーションが共有で毎回確実に充電できない人にはメリットが薄いはず。

さて、結論。4日所有して出した私の答えは…「『今』はいらない」。

自宅(マンション)に充電ステーションがあって、夜間に充電できるならまだ考える余地はあるかも知れない。でも、現状はウチにはない。工事をすると最低9万5000円から。

うーん、やっぱり手間もかかるし、躊躇してしまう金額。

いらないという結論にはなったけれど、電力を使いきっても、HVに切り替わるので安心して遠出ができるという点はかなり高ポイント。

走行距離が伸びて、充電設備が身近にあったら答えは全然違うはず。そうした環境が整う未来は楽しみでもある。

トヨタ プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV。車体後方、トランクルーム下、四角い装置がリチウムイオン電池。