スズキの本田治副社長と「エネチャージ」模型

スズキは8月9日、進化させたアイドリングストップ装置や高効率の減速エネルギー回生機構などを組み合わせた低燃費化技術群を発表した。9月に発売予定の新型『ワゴンR』に搭載、燃費はハイトワゴン軽自動車ではトップの28.8Kkm/リットルとなる。

アイドリングストップは、同社の最新技術では車速9km/hでエンジンを停止させていたが、13km/hにした。同時に「エコクール」と呼ぶ蓄冷材搭載のエアコンシステムを新開発、夏季などにアイドルストップの時間が長くなるようにした。

新たな回生技術は「エネチャージ」とし、既存の鉛バッテリーに加えて、小型のリチウムイオンバッテリーを搭載した。オルタネーター(発電機)も出力を約2倍に拡大、電気をより多く貯めることで走行時の発電エネルギーを軽減して、省燃費につなげている。

東京で記者発表した本田治副社長(4輪技術本部長)は、「環境技術は普及してこそ意味がある。当社はコンパクトカーにふさわしい低燃費技術を追求してきた」と述べた。

今回開発した技術群のコストについては、新モデルの発表時に公表するとしたものの、「技術陣としては世の中に普及できる価格になったと思っている」と自信を示した。

スズキ低燃費化技術概要 スズキ ワゴンR(現行モデル)(参考画像) アルトエコに搭載された改良型R06A型エンジン(参考画像)