ブリヂストンが発表した2012年6月中間期の連結決算は、天然ゴムをはじめとする原材料価格が下落した効果から営業利益は前年同期比43%増の1337億円と、過去最高益となった。

欧州のタイヤ売上げが低迷したものの、日本、北米、アジアなどでのタイヤ価格値上げの効果で、売上高は同2%増の1兆4889億円と増収となった。

営業利益は、為替差損や販売管理費増加などの影響があったものの、原材料価格の下落で170億円、販売価格引き上げなどの効果で451億円の増益効果から増益となった。経常利益は同40%増の1289億円と過去最高、当期純利益は同39%増の752億円となった。

通期業績見通しは、欧州が不透明なことなどから、売上高は前回予想から1100億円マイナスの3兆1300億円に下方修正した。

収益では、原材料価格下落による収益の改善で営業利益は前回予想より180億円プラスの2870億円、経常利益が190億円プラスの2690億円を予想、ともに過去最高益となる見込み。最終利益も40億円増の1720億円に上方修正した。

同社の江藤彰洋執行役員・CFOは「上期は原材料がおだやかで、タイヤ販売価格を落とさないで乗り切ることができた。下期は価格競争が激化すると思うが、どこまで踏ん張れるか」と述べた。