東北道で8月2日に起きた高速ツアーバス事故に関連して、国土交通省が7月20日に実施した抜き打ち一斉点検。これにおいて乗務時間を点検の対象としていなかったことについて、羽田雄一郎国交相は3日の会見で「不適切だった」と述べ、今後の点検では運行距離だけでなく乗務時間も確認するよう指示したことを明らかにした。

国交省が7月20日に施行した新たな高速ツアーバスの交替運転者配置基準では、実車距離400km超または運転者乗務時間が10時間超の場合は2マン運行を義務付けているが、今回事故を起こしたクルージングワールドのバスは実車距離は395kmだったが、乗務時間が11時間30分だったにもかかわらず交替運転者を配置していなかった。

同省は施行初日の7月20日に、事故を起こしたクルージングワールドを含むツアーバスに対して抜き打ち一斉点検を行ったが、実車距離の確認は行ったものの、乗務時間については確認していなかった。