2日午前4時8分ごろ、宮城県白石市内の東北自動車道下り線を走行中の中型トラックに対し、後ろから進行してきた高速ツアーバスが追突する事故が起きた。バスは中破し、乗客乗員29人が軽傷を負っている。運転手に脳疾患の疑いがあるという。

宮城県警・高速隊によると、現場は白石市斎川付近で片側2車線の緩やかな左カーブ。第1車線を走行していた中型トラックに対し、後ろから進行してきた高速ツアーバス(大型観光バス車両)が追突。バスは弾みで第2車線側へ逸脱し、そのまま中央分離帯に衝突した。

バスは前部が中破。乗客乗員36人のうち、客28人と運転していた61歳の男性が打撲などの軽傷。トラックの乗員2人も打撲などの軽傷を負い、いずれも近くの病院へ収容されている。

事故を起こしたバスは大阪府内の旅行会社が募集し、千葉県成田市内の会社が運行する高速ツアーバス。1日夜に千葉県浦安市を出発し、仙台に向けて走行していた。運転手は1人乗務だった。

警察では運転手から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「気がついたら衝突していた」などと供述しているようだ。2か月前に脳梗塞と診断されて入院。復帰後の最初の勤務で事故を起こしたという。

運転手は「医師からは運転を控えるように言われていた」などとも供述しており、警察ではバスを運行する会社がこうした事態を把握していたかどうかについても調べを進める方針だ。