マルチスズキ(デリーモーターショー12)《撮影 土屋篤司》

スズキの鈴木俊宏副社長は8月2日に東京で行った決算発表会見の席上、インドのマルチスズキ社の生産停止の影響について、「現地での受注ペースは変わらずに推移している」と述べ、足元の販売への影響は出ていないと説明した。

鈴木副社長は、マルチスズキの7月の国内向け卸売販売は前年同月に比べて6.8%伸び、輸出分を合わせると9.2%の増加になったという。ただし、7月18日の暴動により同社マネサール工場の7月の生産は、当初計画に対して約1万5300台の減産になったと明らかにした。

現状は「在庫でカバー」(鈴木副社長)しているものの、生産再開の見通しはまだ立っていない。今後は販売機会を逸することによる業績への影響が必至の情勢であり、杉本豊和・取締役専務役員によると、マネサール工場での1日の生産分は、「小売りベースの売上高で約10億円」に及ぶという。

マルチスズキ(デリーモーターショー12)《撮影 土屋篤司》 マルチスズキ (デリーモーターショー12)《撮影 土屋篤司》