7月30日午後7時15分ごろ、広島県広島市西区内の県道で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が、先回りしていた別のパトカーと出会い頭に衝突。弾みで道路右側に逸脱し、自転車に乗っていた28歳の女性をはねる事故が起きた。女性は病院で死亡している。

広島県警・広島中央署によると、「仮免許でクルマの運転をしている男がいる」との情報を受け、内偵捜査を行っていた捜査員が広島市西区南観音町付近の国道2号を走る男のクルマを発見。職務質問しようと接近したところ、男はこれを振り切って逃走した。

捜査員は周辺へ一斉手配を行うとともに、パトカーで追跡を開始。クルマは信号無視を繰り返して逃走したが、一斉手配を受けて出動した同署のパトカーと出会い頭に衝突。クルマはパトカーに押し出されるような状態で斜行しながら対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側を進行してきた自転車へ突っ込んだ。

この事故で自転車に乗っていた28歳の女性が全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡。クルマを運転していた22歳の男は車両を放置して逃走しようとしたが、パトカーの乗員が取り押さえ、道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕した。しかし、男も衝突時に骨折などの重傷を負っており、治療のために釈放している。

警察では男の回復を待ち、危険運転致死容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。