日本精工、耐泥水性能を1.5倍に高めたハブユニット軸受を開発

日本精工は、タイヤホイールに取り付ける部品と車体へ取り付ける部品を一体化したユニット軸受「高信頼性シール付きハブユニット軸受」を開発した。新興国をはじめとしたグローバル市場向けに投入して2016年に売上40億円を目指す。

ハブユニット軸受は車両の中でも最も路面に近い位置に取り付けられ、泥水環境に曝されやすい製品だが、車体を支える重要な部位であり高い信頼性が求められる。

同社ではこれまでも新興国をはじめとしたグローバル市場に、耐水性を向上させた高密封シール仕様のハブユニット軸受を展開してきた。しかし、ロシアをはじめとする雪、氷、シャーベットや、未舗装路での雪解けの泥など、低温環境下特有の劣悪な道路環境の地域では、耐泥水性向上のニーズが強い。

今回開発したハブユニット軸受は、シールにサブリップを追加することで、リップの動きを阻害する泥の浸入を防ぐことができ、従来比1.5倍の耐泥水性を実現した。

また、従来の高密封シールと同じサイズに抑えることで、ハブユニット軸受のサイズを変更すること無く、高信頼性シールの適用が可能となった。コンピュータ解析により、シールリップの面圧分布を最適化することで、サブリップを追加しても、シール全体の摺動抵抗の増加を抑えることが可能となった。これにより、従来のハブユニット軸受と同等のフリクションを実現した。

日本精工、耐泥水性能を1.5倍に高めたハブユニット軸受を開発