阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 伊牟田まどか》

トヨタ自動車などによる水をテーマにした市民参加型自然保護活動 AQUA SOCIAL FES!! 2012。大阪・淀川河口(大阪市西淀川区花川)で7日に行われた「淀川干潟ウォッチング」は、参加者たちの“意外な発見”で盛り上がりを見せた。

現場はJR大阪駅からひと駅西方の塚本駅(東海道線)を最寄り駅とする淀川の河川敷。対岸は大阪・梅田のビル群で、すぐ頭上に東海道線と阪神高速11号池田線の橋梁が架かるポイントに定員を超える参加者たちが集まった。

ゴム長靴持参の参加者たちは、西淀自然文化協会のスタッフたちの誘導に従いながら淀川の水の中へ。10代から70代までの老若男女が歓声を上げる。水辺に沢ガニがいっぱいいるのだ。

「このあたりは島村蟹という伝説もあるほどのカニの生息地。このカニはクロベンケイガニといって、泥のなかに穴を掘ってねぐらにする習性がある」と協会スタッフ。穴へと逃げ込むカニの姿を見て、中学2年生の女子は「まさか、淀川にこんなに生き物がいるとは思わなかった。臭さもなく、意外」ともらしていた。

汚染された川として知られていた淀川の水質が改善されていることに参加者たちは驚いていた様子。「水際にはかつて20cmから30cmのヘドロが堆積していたが、地元の漁協組合などで取り組むバイオ技術によって、水質がずいぶん改善された。しじみが生息する干潟も約30年ぶりに戻ってきた」と協会スタッフは話す。

こうした干潟の変化は、人為的な改善によるいっぽうで、1995年に起きた阪神淡路大地震による地盤沈下にともなってできた部分もあるという。淀川河口付近の矢倉干潟もそのひとつだ。

フェイスブックでこの淀川干潟ウォッチングの開催を知り、参加したという30代の単独男性は、干潟に生息するシジミを手にして「梅田から数百メートルという距離のこの淀川で、こんなに豊かな生態系が戻っているとは。都会のオアシス的なエリアとしてこれからもみんなで大事に守っていきたい」と話していた。

8月19日には兵庫県明石市で、このイベントと同様、都市部での生態系観察を目的とした「日本最大の水生生物『オニバス』をみんなで観察しよう」というプログラムが開催される。募集期間は8月3日まで。

阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 大野雅人》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 伊牟田まどか》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 大野雅人》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 伊牟田まどか》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 伊牟田まどか》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 大野雅人》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 伊牟田まどか》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 伊牟田まどか》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 伊牟田まどか》 淀川河口でシジミやカニの存在を確認した参加者たち《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 伊牟田まどか》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 大野雅人》 阪神高速11号池田線・東海道線の橋梁ちかくの淀川に生息する生き物を確認《撮影 大野雅人》