栃木県警察本部は宇都宮東署がスピード違反の検挙で「誤った取締りを行った」と発表した。約4200件にその疑いがあり、同署は専用電話を設置し、対応に着手した。

原因は、速度を測ったレーダー式速度測定装置によるスピード違反の検挙で、交通捜査課の警部補らが装置の取り扱い方法を間違えたため。

レーダー式装置は、被疑車両に投射したマイクロ波の反射を読み取り速度を測定するため、投射角度を間違えると正確な測定ができない。同署の場合、現場に持ち込んだ装置で定められた投射角度を、別の装置の角度と勘違いしたまま取締りを行ったことで「実際の速度より8パーセントほど上回った結果がでた可能性がある」という。

その期間は、11年7月〜12年5月までの10か月間に及ぶ。

栃木県警関係者によると、発表のきっかけとなったのは「本部に届いた取締りに対する不服申し立てや情報公開請求などに対応する中で、測定方法に対する誤りを職員が発見した」ため。

すでに期間が経過しているため、検察、裁判所、法務局などと協議して対策を講じる必要がある。「前例がないため、県警だけでは決められない。解決までに相当の時間がかかる」(同上)という。

宇都宮東署が管轄するのは、JR宇都宮駅市東部を中心とする同市東側と、旧河内町、旧上河内町。県内でも事故の発生件数がいちばん多い。

専用電話の番号は、028-643-7201。