今年2月、東京都荒川区内の都道で62歳の女性が複数台のクルマにはねられて死亡した事件について、警視庁は2日、千葉県柏市内に在住する80歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)容疑で逮捕した。男は無免許運転のみを認めている。

警視庁・交通捜査課、南千住署によると、問題の事故は2012年2月4日午後10時30分ごろ発生している。荒川区南千住1丁目付近の都道(片側2車線の直線区間)で、徒歩で道路を横断していた62歳の女性に対し、交差進行してきたクルマ3台が次々に衝突。女性は全身強打で死亡したが、1台目と2台目のクルマは現場から逃走した。

警察は周辺捜索を行い、1台目のクルマを運転していた26歳の男をひき逃げ容疑で逮捕。2台目のクルマの行方を追っていたところ、千葉県内に在住する80歳の男が捜査線上に浮上した。

警察ではこの男から任意で事情を聞いていたが、男は2006年に免許を取り消され、以後は無免許状態だったことが判明。クルマが現場を通行していたことを大筋で認めたが、親族が運転していたと主張。警察がさらに追及したところ、事故当日に自ら運転して現場を通過したことは大筋で認めたことから、2日に自動車運転過失致死などの容疑で逮捕している。

調べに対して男は「クルマを無免許運転して、現場付近も通ったが人はひいていない」などと供述しているようだ。