商船三井は29日、関西電力と新造LNG船2隻の長期定期貸船契約を締結した。同時に、同社は、同LNG船の造船契約を川崎重工業ならびに三菱重工業と各々1隻ずつ締結した。

第1船は2016年に、第2船は2017年に就航する予定で、商船三井が船舶管理および運航を行い、関西電力向けLNGの輸送に従事する。

第1船は、川崎重工が新たに開発した船型で、貨物タンク容量が16万4700立方メートル級のモスタイプのLNG船。世界の主要なLNGターミナルへ入港可能な船体寸法を維持しつつ、2014年に完成予定の新パナマ運河を通峡可能なモスタイプでの最大船型。

第2船は、貨物タンク容量が15万5300立方メートル級で、三菱重工が開発した連続タンクカバー型船。4基ある球形タンクを船体と一体構造の連続カバーで覆うことにより、船体の全体強度を確保しながら軽量化を実現、燃費低減に貢献する。

2隻とも蒸気を再度加熱利用する新型蒸気タービン機関の採用により、燃費の低減を達成。また、最新の防熱システムを採用することで、0.08%/日という世界最小のLNG気化率を達成。余剰ボイルオフガスを抑制し、環境に配慮した、経済性にも優れた設計となっている。