レクサスRX 《撮影者 松下宏》

レクサスRXが大幅なマイナーチェンジを受けた。外観デザインを最新のレクサス顔に変更したが、ここまで大きな変更はマイナーチェンジではやらないこと。クルマの中身もボディ剛性の強化を図ったほか、“Fスポーツ”を設定するなど、力の入った改良だ。

最初に乗ったのは2010年に追加されたRX270バージョンL。直列4気筒2.7リッターで、動力性能もV型6気筒の3.5リッターに比べるとかなりの違いがあるが、これが意外に良く走った。

乗る前に想像していたよりも軽快な走りを見せたのは、車両重量がRX350に比べて130kgも軽く、特にフロント部分だけで80kgも軽いことが軽快な印象につながったのだと思う。

後からRX350 Fスポーツに乗ると、動力性能ではこちらが断然優れていて力強い加速を示し、格の違いを感じさせる。これに加えてFスポーツ専用の足回りが引き締まった感じの走りを実現する。SUV用タイヤを履くとは思えないような走りである。走りの良さを求めるなら断然RX350 Fスポーツが良い。

それ以上に良かったのがRX450h Fスポーツで、ハイブリッドならではの余裕の動力性能に加え、静かで滑らかな走りも得られる。電動アクティブスタビライザーを装着しているので、一段と高い操縦安定性を発揮する。

RXはガソリン車のRX270やRX350はエコカー減税の対象になっていないが、RX450hならエコカー減税で免税扱いになる。今どきのクルマ選びとしてはハイブリッド車が中心になるだろう。

問題は価格だ。RX270バージョンLが483万円で、RX350 Fスポーツが560万円なのに対し、RX450hは674万円である。エコカー減税&補助金で45万円ほどのお得感が得られるから実質的な価格差は縮小するが、それでも簡単ではない価格差である。

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

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