川崎重工は25日、小型石油随伴ガス液化装置(小型GTL)の開発を行う英コンパクト・ジー・ティー・エル社(CGTL社)に出資したことを発表した。

石油掘削時に排出される随伴ガスは、深海油田・遠隔地等では、有効的な処理方法がなかったため、大半が大気中で燃焼処理されており、資源の有効利用や環境問題の観点から、随伴ガスの活用方法の早期確立が求められてきた。

小型GTLは、触媒を充填した反応機(リアクター)により石油随伴ガスを改質・合成し、液体燃料に変換する設備で、CGTL社は小型GTLの技術開発および実証運転に世界で初めて成功。この小型GTL技術により、これまで困難だった洋上・船上における石油随伴ガス処理や、油田規模に合わせた設備能力の最適化調整が可能となる。

川崎重工は、CGTL社の株式の2.2%を取得するとともに、同社および住友精密工業、住友商事と戦略的パートナーシップを構築し、小型GTLプラントの商業化に向け、リアクターモジュールの開発に取り組む。