石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、ロシアの国営エネルギー企業のガスプロムの関連会社であるガスプロムネフチと、ロシア・イルクーツク州イグニャリンスキー鉱区で、石油・天然ガスのポテンシャル評価を目的とした共同地質調査を実施することで合意した。

共同地質調査を実施するイグニャリンスキー鉱区は、イルクーツク州の州都であるイルクーツク市の北北東約1000kmに位置する。JOGMECは、ガスプロムネフチが100%の権益を保有する同鉱区での共同地質調査として2013年末までに地震探査、試掘井の掘削を実施する予定。

原子力発電所の再稼働が困難な中、国内では天然ガスなどの資源の確保が大きな課題となっている。今回の調査の結果、鉱区の有望性が評価された場合は、日本の権益取得につなげていく予定。

同鉱区周辺にはベルフネチョンスコエ油田やタラカン油田など、既発見油田が存在しており、商業規模の油ガス田が確認された場合、太平洋パイプラインに近いことから、早期の開発移行が期待される。

東シベリア地域は、日本と地理的に近接性があり、豊富な石油や天然ガスの存在が見込まれるものの、インフラが未整備であることなどから調査がなされておらず、開発が遅れている。今回の共同地質調査を通して、埋蔵量ポテンシャルの一部を調査する。