ホンダ・伊東孝紳社長《撮影 瓜生洋明》

ホンダは20日、世界で使われている同社の全製品が2011年度に排出したCO2(二酸化炭素)の総量を算定し、初めて開示した。世界の自動車メーカーでは初の試みとなる。

同日発表した「環境年次レポート2012」で示したもので、昨年度1年間の排出量は1億9588万tだったとしている。この取り組みは、昨年10月に世界経済人会議などが主体となって温室効果ガスの算定や報告についてのガイドラインを策定する活動が始まったのに対応するもの。

総量の算定に当たっては、「2輪、4輪、汎用の全ホンダ製品の世界での保有台数や燃費、使用実態などから排出量を積み上げていった」(環境安全企画室の飯島達也ブロックリーダー)という。算定値については第3者に検証を委託し、信頼性を担保した。

ただし、「国によって使用実態のデータが開示されていないといったケースもあり、ヒアリングなどによる推定」(同)も含まれる。飯島氏は「継続的に算定することで、製品使用段階でのCO2排出状況を把握し、その低減につなげていきたい」と、算定の意義を強調した。

ホンダ環境年次レポート2012