産業能率大学は、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し「2012年度新入社員の会社生活調査」としてまとめた。

調査は3月28日から4月11日まで、同大学の産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミナー」の参加企業の新入社員のうち150社、550人を対象に実施し、514人(男性356人、女性158人)から有効回答を得た。

今年度の新入社員調査で、就職活動の結果について「たいへん満足」が過去最高となった。こうした強い満足感からか「早く戦力になって会社に貢献したい」は58.7%で、「地道にコツコツ働きたい」は41.3%にとどまった。

将来は管理職として指揮を執ることを望む割合が48.1%で過去最高だった前年と同率となった。専門職志向は41.7%で過去最低。

組織に貢献しようとする意欲が強い新入社員の意識をうかがうことができる一方、目指す地位は「部長クラス」が前年調査より3.8ポイントアップの22.9%と、初めて2割を超えた。「役員」は3.1ポイント減少の19.6%、最も多いのが「地位には関心が無い」で36.1%だった。

定年退職に適した年齢について聞いたところ「定年なしでいつまでも働く」という意識は前年より3.4ポイントダウンの15.7%で過去最低に落ち込んだ。仕事や働くことに対して現実的な捉え方をしている模様だ。

一方、女性新入社員の管理職志向が28.7%で過去最高となった。日本企業でも女性管理職の登用率が少しずつ上昇する傾向にあり、女性新入社員のキャリア形成でも「管理職」が意識されるようになってきている。