BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》

実車を目の当たりにすると、わざわざ広角レンズで狙わずとも長く広大に写るエンジンフードが印象的。

気になるのはメルセデス・ベンツCLSクラスとの“違い”だが、あちらがベースのセダン系とは大きくキャラを変えているのに対し、6シリーズグランクーペは、ごく自然に6シリーズ(というかBMW)の延長線、派生モデルだと思える点。

初代CLSを思い起こせば、19インチタイヤのM Sportでも低速の乗り味はずっとなめらかだし、ワインディングでの身のこなしのしなやかさは、最新のBMWのセンスがキチンと反映されている。そしてエンジンを回した際の効果音なしの本物の6気筒のエンジン音の小気味よさも「ああBMWだ」と思わせられる。

室内はルーフは低いが理不尽なタイトさは感じず、後席も前席下に爪先が忍び込ませられない点に目をつむれば、2人分(定員は5名)のスペースは一応、確保されている。5010mmの全長を許容できるガレージをお持ちの方ならぜひ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》 BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》 BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》 BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》 BMW・6シリーズ グラン クーペ《撮影 瓜生洋明》