メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》

高級リゾートホテルのホスピタリティのよう…。もう何千回そう表現されてきたか知らないが、最新型に乗り、『SL』の魅力をそう再認識した。

何しろ素晴らしいのは、乗員の気持ちを一切逆撫でせず、ひとえに心地よさを味わわせてくれる点。とくに乗り味は、たとえモードを“SPORT”に切り替えても不快な硬さは一切ない。パワーの切り替えも同様。

さらに総アルミボディは、オープン時でもとてつもない高剛性感をサラリと実感させてくれる点に舌を巻く。ステアリングフィールも終始、あくまでもなめらかだ。試乗できた素の「SL350」と「SL550 AMGパッケージ付き」とでは、当然、動力性能の差はあるものの、350のV6でも何が不満だろうか?と思えるほど。

B&O独特の少し乾いた精緻な音質のオーディオを楽しみながらのドライブは、やはりSLならでは。かのスティーブ・ジョブズは生前、このSL(旧型だったが)を走らせながら、いったい何を考えていたのだろう?などと思ったりして。


■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》 メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》 メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》 メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》 メルセデスベンツ SLクラス《撮影 太宰吉崇》