発電とCO2の分離・回収を同時に実現できる新火力発電システムの構成図

東芝は15日、米国のベンチャー企業のネットパワー社、大手エンジニアリング会社のショー・グループ、大手電力会社のエクセロンと共同で、発電とCO2の分離・回収を同時に実現できる新火力発電システムを共同開発することで合意したと発表した。

4社は今後、プラント設計などを行い、25MW相当のパイロットプラントを米国内にあるエクセロンの発電所敷地に2014年に建設。実証試験を経た上で2017年に250MW級プラントの商用化を目指す。

今回開発するのは、超臨界圧のCO2を用いた酸素燃焼の循環システムで構成。CO2を有効活用でき、NOxを排出しないゼロエミッションの火力発電システム。

同システムを用いることで、CO2を分離・回収する設備を別に設置することなく、高純度の高圧CO2を回収することができる。高圧のCO2は貯留することも可能なほか、米国などの石油採掘現場で用いられている「EOR」に適用でき、CO2を有効活用できる。

4社は共同開発完了後、EORのニーズの高い米国や中東地域等で、事業展開を図るとともに、環境調和性の高い同システムを供給することで、エネルギーの最適活用および地球温暖化防止に貢献していく。