商船三井、全方位視野に対応した高機能操船シミュレーターを導入

商船三井は、民間企業としては国内初となる全方位(360度)視野、下方視野機能を持った高機能操船シミュレータを導入したと発表した。

同社は日本、フィリピン、インド、欧州など世界6拠点の研修施設に操船シミュレータを配備している。安全運航を徹底するため、新たに高機能操船シミュレータを導入した。

新シミュレータは、従来機では死角となっていたブリッジの後方、離着岸時にブリッジ・ウィングからの岸壁を俯瞰する映像を投影し、操船者の視野を妨げることのない臨場感ある訓練環境を提供することが可能となる。

また、ECDIS(電子海図表示システム)をはじめ、航海計器類も実際に運航船に搭載されているものと同じ実機を設置し、国際基準に適応した操船訓練が行えるようにした。

高機能操船シミュレータは、年間120人を超える同社グループ船員に対して、操船シミュレータでの訓練を実施してエム・オー・エル・マリンコンサルティングに導入した。今後、この新型装置で訓練内容の充実を図る。

また、港湾・水路の船舶航行の安全に関し、このシミュレータを使用し、操船者の視点に立った海事コンサルティングサービスを提供することで、関係諸機関への協力を推進していく。

商船三井