日立製作所ホームページトップ画像キャプチャ

日立製作所は13日、マカオの新交通システム向けに蓄電池式回生電力貯蔵装置(B-CHOPシステム)15台を受注したと発表した。

同システムは、新たに建設するマカオの軌道系交通システム(LRT)の駅舎と土木工事を除いた部分を担当する三菱重工業から受注したもので、2015年4月に商用運転を開始する予定。

マカオLRTは、ゴムタイヤ式走行で、中国広東省珠海市と接するマカオ北部(出入国検査場)からマカオフェリー埠頭のある沿岸部、カジノ施設が多い市中心部、さらには西湾大橋、マカオ国際空港を経由して北安フェリー埠頭に至る全長約20kmのマカオ初の新交通システム。軌道系交通システムの全線に蓄電池式の回生電力貯蔵装置が導入されるのは世界で初めて。

今回日立が受注したB-CHOPシステムは、電車の停止・減速時に発生する回生電力を、鉄道の変電所に設置された蓄電池に一時的に貯蔵。電車の走行時に必要とされる電力として再利用することで、鉄道運転に必要とする総電力量を削減する。

蓄電池は、主に自動車用リチウムイオン電池の開発・製造を行う日立ビークルエナジー製の車載用リチウムイオン電池を使用する。

B-CHOPシステムは、電池の持続力を示すエネルギー密度と、パワーを示す出力密度がともに高く、貯蔵容量も大きいことが特長。そのため、車両からの回生電力を効果的に貯蔵することで使用電力量を削減することができる。また、車両の機械ブレーキの使用頻度を下げ、ブレーキパットの摩耗を低減できるため、車両保守費の削減にもつながる。