ルマン24時間耐久レースの公式テストを終えたトヨタTS030ハイブリッド

トヨタ自動車のモータースポーツ部門、トヨタレーシングは8日、フランスで16日に開催されるルマン24時間耐久レースでデビューする『TS030ハイブリッド』について、ルマン参戦準備が整ったと発表した。

今回の発表は、フランスのサルトサーキットで行われたルマン24時間耐久レースの公式テストを、TS030ハイブリッドが無事終えたことを受けてのもの。TS030ハイブリッドは当初、5月にベルギーで開催されるWEC第2戦、「スパ・フランコルシャン6時間」で実戦デビューする予定だったが、直前のテスト中のアクシデントでモノコックを損失するというトラブルが発生。その後の懸命の努力により、TS030ハイブリッドは本命のルマンの戦いに間に合った。

同車のハイブリッドシステムは、「THS-R」(トヨタ・ハイブリッド・システム−レーシング)と命名。新開発の3.4リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンには、フロントにアイシンAW製、リアにDENSO製のモーターを組み合わせる。また二次電池の役割として、日清紡が開発したスーパーキャパシタを採用。減速区間内で最大500kJ(キロジュール)の上限値まで蓄えられたエネルギーは、コーナー脱出時の補助動力として利用される。

トヨタレーシングの木下美明チーム代表は、「ルマンでライバルに対抗するのは容易でないことは知っている。このプロジェクトの究極の目標は、ルマンで勝つこと。2012年は目標に向けて、大きな一歩を踏み出した」とコメントしている。

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