ポルシェカレラカップジャパン2012 第4戦

6月9日、PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第4戦が幕を開けた。舞台は、前戦第3戦と同じ富士スピードウェイ。9日が第4戦、第5戦が翌10日に行なわれるダブルヘッダーラウンドだ。

今シーズンのPCCJは、3戦を終えた時点でチャンピオンクラスのウイナーが3人、ジェントルマンクラスのウイナーがふたりと、近年まれにみる混戦模様を呈している。ポイントランキングも、両クラスで首位と2番手の差がわずか2点という大接戦ぶりだ。

そんな状況の中迎えた予選日は雨。全マシンがレインタイヤを装着してタイムアタックに臨む。

予選はQ1、Q2に分けられるノックダウン方式で行われるが、ゼッケン5番高見沢、ゼッケン11番山野、ゼッケン14番平川、ゼッケン90番イゴール、ゼッケン22番グリーン、ゼッケン2番田島、ゼッケン7番水谷、ゼッケン16番横幕ゆぅがQ2に進んだ。
そのQ2では、アウトラップから速さを見せた平川がトップタイムをマーク。山野がそれに迫るも、0.413秒のギャップは埋められず、平川が今シーズン通算3度目のポールポジションを獲得した。2番手は山野、3番手にイゴールと、チャンピオンクラスの3台が上位グリッドを獲得する。

そしていよいよ迎えた決勝レース。全車がレインタイヤを装着する中、小雨になりはじめた天候を見てイゴールがただひとりスリックタイヤを装着した。果たしてこの賭けが結果を結ぶのか? 注目が高まる。

全車がフォーメーションラップを終えると、一瞬の静寂の後、レッドシグナル消灯で決勝レースの火蓋が切って落とされた。

各車とも順当なスタートを決めるが、スリックタイヤのイゴールはスピードに乗ることができない。

そのイゴールは、1周目を終えた段階で16位にまでポジションを落としてしまう。
上位陣では、平川、山野、高見沢、そして予選7番手の田島がそれに続く。平川と山野は圧倒的なペースで後続を引き離しにかかるが、3周目、なんと山野が痛恨のミス。1.5秒ほどだった2台の差は一気に10秒近くまで開いてしまった。これで楽になったのは平川。

さらに、4番手を走っていた田島が、前を行く高見沢を追い越し3番手に浮上する。その後も何度か高見沢に詰め寄られなるシーンも見られたが、なんとか順位をキープし続けた。

結局、チャンピオンクラスの平川はミスを犯すことなく全ラップを走り切り、自身初となるPCCJでの勝利を獲得。2位は山野、3位でチェッカーフラッグを受けたのはジェントルマンクラスの田島だった。

チャンピオンクラスは平川、山野、高見沢、ジェントルマンクラスでは田島、横幕、ゼッケン19番永井というトップ3が表彰台に登壇。

PCCJ初勝利を達成した平川は、「結果を出すことができてよかったです。ファステストは獲れませんでしたが、ずっと心配していたタイヤのタレもなく、そういった管理もきちんとできました」とレースを振り返る。

一方、ジェントルマンクラス初優勝の田島は、「予選からマシンの感触はよかったです。なんとかチャンピオンクラスに割って入ろうという気持ちで走りましたが、熱くなりすぎないよう、前のペースに合わせて冷静に戦うこともできたと思います。クラス優勝できたのはもちろん、総合順位で3位に入れたこともうれしいですね」と笑顔を見せていた。

ダブルヘッダーラウンドとなる第5戦は、この第4戦の決勝レースでのベストラップによって順位が決定する。

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