28日午後5時55分ごろ、三重県津市内の私道を走行していた乗用車が路外に逸脱。ため池に転落する事故が起きた。クルマは水没。乗っていた女性2人が死亡。事故を目撃して救助活動を行おうとした男性も溺れ、軽傷を負っている。

三重県警・津署によると、現場は津市神戸付近で幅員約2.5mの堤防上に設置された道路。乗用車は走行中に路外へ逸脱し、路面から約3m下の池に転落したものとみられる。運転していた同市内に在住する61歳の女性から家族に対して「池に落ちた」と連絡があり、家族が警察に届け出た。

通報を受けた警察や消防が現場に急行したが、クルマはすでに水没。救出稼動を行った結果、車内に取り残されていた運転者と、クルマの近くに倒れていた85歳の女性を発見して救出したが、収容先の病院で死亡を確認。事故を目撃し、救出活動を行おうと池に飛び込んだ38歳の男性も打撲などの軽傷を負っている。

現場にはガードレールが設置されておらず、街灯も無いことから夜間の見通しは極めて悪い。今年4月にもほぼ同じ場所で軽トラックの転落事故が発生して、59歳の男性が死亡しているほか、2007年にも同様の死亡事故が発生しているという。

ため池の周囲を通らず、安全に走行できる迂回ルートもあるが、地元の一部住民は近道となる現場区間をそのまま通行していたようだ。