田中貴金属工業、燃料電池用触媒用途別出荷量の推移

田中貴金属工業は29日、2011年度(2011年4月〜2012年3月)の燃料電池用触媒の出荷量が過去最高を記録したことを発表した。

2004年度の出荷量を100とすると、2011年度の総出荷量は過去最高となる244を記録。過去最高だった2010年度の198と比較して約23.2%の大幅増となった。

特に家庭用燃料電池「エネファーム」に使われる触媒の出荷量が、2010年度の323に比べて約67.2%増となる540を記録したことで、総出荷量が大幅に上昇した。小型で安価な新型の「エネファーム」が発表されるなど、2011年度中に各メーカーが活発な販売活動を行ったことなどにより、市場への普及が加速し、触媒需要量の増加につながったと同社では分析している。

また、燃料電池自動車(FCV)に使われる触媒の出荷量は、2011年度に144を記録。自動車用の出荷量は、2006年度に186とピークを迎え、その後は一旦、需要が落ち着き、150前後の出荷量を毎年度、記録している。FCVの普及開始時期となる2015年を目標に、各自動車メーカーは、引き続き実用化に向けた研究開発を進めており、触媒需要は安定的に推移している。