トヨタ自動車・布野幸利副社長≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車の布野幸利副社長は25日、国内外のメーカーが新興国向けに開発、投入している50万円程度の低価格車について「立ち位置が違う」と述べ、追従する考えがないことを明らかにした。

トヨタは同日、新興国向けに専用開発したコンパクトカーを2015年までに8車種投入し、100か国以上で年間100万台以上販売する計画を公表した。都内で会見した布野副社長は、この新興国専用コンパクトカーについて「いずれも100万円前後の価格になる」との見通しを示した。

一方で布野副社長は会見後、一部報道陣に対し、トヨタとして50万円程度の低価格車を手掛ける考えがないことも明言。その理由として「これまでの歴史の中でトヨタでは軽自動車は造らなかった。そこの部分というのは、うちの本来的な持ち場じゃないなという感じをもっている。トヨタが最も強みの持てるところで、我々としては展開していきたい」と説明した。

さらに「(低価格車の)お客さんというのは相当早い段階で上級移行するというのが私の感じ方。そこの部分というのは中古車とか色んな選択肢がある。オートバイでもサービスできるようなマーケットに近いようなところで、わが社のような会社がそこを需要として取り込んでいくというのはちょっと立ち位置が違うなという感じ」とも述べた。

トヨタ新興国取り組み説明会≪撮影 小松哲也≫ トヨタ・エティオス≪撮影 小松哲也≫