ルネサス エレクトロニクスは23日、ハイビジョン画像等に対応したモバイル機器や車載情報端末等向けのカラーマネージメントシステムを開発したと発表した。

今回開発したカラーマネージメントシステムは、どのディスプレイでも同じように画像本来の色彩で表示するための色・輝度信号の高精度処理や、ディスプレイとプリンタなどの機器間での再現色を合わせる等の管理を行うソフトウェア。

システムLSIが搭載する色・輝度の高精度処理・管理機能を十分に発揮するために必要なパラメータの算出には、幅広く高度な技術ノウハウが必要なため、従来はモバイル・車載機器での対応が困難だったが、今回開発した、パラメータを自動算出・設定するソフトウェアにより、ディスプレイ性能を最大限に引き出し、高コントラストで色鮮やかな高画質映像を容易に実現することが可能となる。

また、6色(RGBYCM)ごとに輝度・彩度等の調整を行う6軸調整や、特色補正、ダイナミック・ガンマ補正等の約10数種類の高画質化機能をソフトウェアで処理できるよう準備。従来機能ごとに搭載していたハードウェアが不要となるため、システムの小型化や開発期間の短縮等のコスト削減が図れる。

加えて、提供する高画質化機能ごとに調整用GUIや機能効果確認用シミュレータ、および調整済パラメータ値を準備しており、システム開発の容易化に貢献する。

今回開発したシステムは、同社および子会社であるルネサス モバイル製の車載情報端末用SoC(システムLSI)「R-Carシリーズ」対応版を6月より提供開始する。