14日午後3時40分ごろ、静岡県熱海市内の県道(通称:熱函道路)を中型トラックが暴走し、路線バスや軽乗用車などに次々と衝突。5台が関係する多重衝突に発展した。この事故で10人が重軽傷。警察はトラックを運転してた57歳の男を逮捕している。

静岡県警・熱海署によると、現場は熱海市上宿町付近で片側1車線。中型トラックは赤信号を無視して交差点に進入し、右方向から進行してきた路線バスに衝突。弾みで対向車線側へ進入し、別の路線バスと接触。トラックは止まらずに暴走を続けて軽乗用車と衝突し、さらに道路沿いの建物に突っ込んでようやく停止した。

この事故で軽乗用車を運転していた32歳の男性と、同乗していた生後2か月の女児が全身打撲の重傷。バスの乗客ら8人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。警察はトラックを運転していた広島県広島市内に在住する57歳の男を自動車運転過失傷害容疑で逮捕している。

熱函道路は長い坂が連続している特異な構造で、坂を下る際にはエンジンブレーキを使うことが求められている。調べに対して男は「ブレーキが突然効かなくなった」などと供述しており、警察ではフットブレーキを使いすぎたことが事故につながったものとみて、発生の経緯を詳しく調べている。