日産2012年3月期決算会見 カルロス・ゴーン社長

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は11日、ロシアのアフトワズ買収に絡んで、自動車業界におけるスケールメリットの重要性を強調した。ただ、スケールメリットを生かすには前提条件があるという。

「まず優れた戦略がなければなりません。それがなければ、いくら規模が大きくてもどうにもなりません。そして、優れた戦略のうえに、きちんとしたマネジメント組織が必要です。会社は常に意思決定を行いますので、誤った意思決定をすると、規模がどんなに大きくても間違った方向に行ってしまいます。優れた戦略と優れたマネジメントがあると、後の差別化要因はスケールメリットなんです。800万台のメーカーのほうが300万台のメーカーよりもうまくやれるのです」とゴーン社長は説明する。

「日産はダイムラーと戦略的な提携を結んで、エンジンやプラットフォームの共有化を行なっています。また、三菱自動車とも提携関係を結んでいます。他社のスケールを追加することによって、投資を分担し、コスト効果を最大限にしています。アライアンスはその一つのやり方だと思います」