帝国データバンクが発表した4月の倒産件数は前年同月比7.5%減の884件となり、2か月連続で前年同月を下回り、4か月ぶりに800件台にとどまった。東京、愛知、大阪などの都市部を中心に、製造業やサービス業の減少が目立った一方、東北では11か月ぶりに前年同月を上回った。

負債総額は同31.3%減の1810億6200万円と、5か月ぶりに前年同月を下回った。負債100億円以上の大型倒産が3件にとどまるなど、大型倒産の沈静化が減少の要因となっている。

業種別に見ると、製造業が同36.0%減の103件、サービス業が同10.4%減の164件など7業種中4業種で前年同月を下回った。製造業ではプレス製品などの金属製品製造業、サービス業ではホテル・旅館などが大幅に減少した。一方、卸売業が同30.1%増の147件、不動産業が同13.8%増の33件で前年同月を上回った。運輸・通信業は、前年同月と同数で30件だった。

主因別の内訳を見ると「不況型倒産」の合計は852件で構成比は84.2%となり、35か月連続で80%台の高水準となった。