トヨタ自動車・小澤哲副社長≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車の小澤哲副社長は9日、主力の米国市場での販売見通しについて「悲観的な見方は一切していない」との考えを示した。小澤副社長は同日都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し語った。

小澤副社長は「1〜4月でいうと(年率換算で全需が)1440万台。昨年は一度も1400万台を超えていないので、市場が非常に堅調に推移しつつある。一方で私ども新商品を軸に『カムリ』が先月3万7000台販売したほか、『プリウス』が前年比で3倍近い販売をしたことでシェアも4月単月で15%まで戻っているので、悲観的な見方は一切しいない」と述べた。

トヨタが同日発表した2013年3月期業績見通しによると、北米での連結販売台数は前期に対し47万8000台増の235万台を計画している。ただ円高傾向が続いているため日本から輸出する車両に関しては採算が依然として厳しい状況にある。

小澤副社長は「例えばフリート(大口顧客)のマーケットについては手を出すのは遠慮してもらうということも含めて、もう少し採算の構造が良くなるところまでは値上げは継続してやっていって欲しいと(米国トヨタ自動車販売社長の)ジム・レンツさんにはお願いをしている」と述べた。

トヨタ自動車決算会見≪撮影 小松哲也≫