トヨタ自動車決算会見《撮影 土屋篤司》

トヨタ自動車の豊田章男社長は9日の決算発表会見で、「全社あげて取り組んできた『もっといいクルマ』づくりが成果をあげつつあり、いいクルマが収益につながって次の投資を賄うというサイクルが回りだしてきた」と強調した。

また、2012年3月期で3556億円(前期比24%減)となった連結営業利益について「絶対額は決して多くはないが、(リーマン・ショック)以前の体質では赤字になっても仕方ない経営環境だった」と指摘。そのうえで「グローバルビジョンで掲げた、どんな環境でも強い収益体質づくり」に向け、「大きな手応えを感じている」と話した。

今期(13年3月期)の連結営業利益は1兆円と、08年3月期以来の大台復活を目指す。豊田社長は、1兆円および営業利益率5%は「あくまでもボトムラインとして確保したいレベル」と述べ、経営環境が悪化してもそのレベルでの成長が可能な体質に強化し「(株主など)ステークホルダーにお応えしたい」と語った。

トヨタ自動車決算会見《撮影 土屋篤司》