ミシュランが発表した2012年第1四半期(1-3月期)の連結売上高は、乗用車・小型トラック用タイヤと鉱山・建機向けタイヤなどの値上げ効果で前年同期比5.1%増の53億0400万ユーロと増収となった。

タイヤ市場は全体的に低調で、同社の販売量は同9.6%減となった。ただ、値上げ効果で乗用車・小型トラック用タイヤ事業の売上高は同2.9%増の27億6000万ユーロと増収。鉱山・建機、二輪車、航空用タイヤなどの特殊事業の売上高も同23.8%増の9億4000万ユーロとなった。

トラック用タイヤ事業は同0.1%減の16億0400万ユーロと横ばいだった。

2011年度に実施した値上げの影響とモデルミックス(販売構成)が好転し、価格ミックスは13.8%に改善した。

通期の見通しは、安定した販売量を通期で達成する目標を確認したとしている。設備投資額は19億ユーロの計画を維持し、ミシュランブランドのプレミアムセグメント(鉱山用タイヤや17インチ以上のタイヤなど)に加えて、新市場での生産能力拡大に重点を置く。

また、原材料コストの上昇に対応した価格方針を維持することで今年は3億-3億5000万ユーロと予想される原材料コストによる追加的な影響を十分相殺できるとしている。

さらに、パリのビル売却による影響考慮前で、営業利益の確実な増加とプラスのフリーキャッシュフローを計上する通期目標を維持するとしている。