交差点への適用例

パナソニックは、数十メートルの範囲にある人や車などの複数の物体を高精度に検出するミリ波レーダー技術を開発した。

今回開発したミリ波レーダー技術を交通監視センサーに適用することで、夜間や悪天候時、ドライバーが視認困難な位置にある歩行者や自転車を分離して検出することができる。歩行者横断の見落としや自転車の巻き込み事故への注意を喚起することで、交通事故の減少や運転者の判断負荷の軽減が図れる。

パルスレーダー方式に独自の符号変調を施すことで感度性能を高め、検出距離の拡大と反射率の小さい物体の検出を可能とした符号化パルス変調技術を採用した。これに加えて送信ビームフォーミングと受信アダプティブアレイアンテナによる到来角推定法を連動した構成で、小型アンテナによる高角度分解能を実現した送受信アダプティブアンテナ技術も採用した。

このレーダー技術は、主要交差点をカバーする40m範囲の監視に対応し、車のようなレーダー反射の強い物体と、人のようなレーダー反射が微弱な物体を同時に検出する。また、複数の車両や歩行者を分離して検出することも可能。50cm以下の距離分解能と5度の角度分解能の高精度な検出性能を実現している。

可視光や赤外線カメラ、レーザー光では検出確度が大幅に劣化する雨、雪、霧などの悪天候や夜間の環境下でも安定した検出が可能になるとしている。