ホンダ・岩村哲夫副社長≪撮影 小松哲也≫

ホンダの岩村哲夫副社長は27日、前期比2.7倍の営業増益を見込む2013年3月期連結業績予想について「前期がとても低かったので当然ながらV字回復は目指すが、これで満足はしない」との考えを示した。

ホンダが同日発表した2012年3月期連結決算は、東日本大震災やタイ洪水の影響を大きく受けたことで営業利益が2313億円と59%もの大幅減益を余儀なくされた。一方、今期は主力の北米やアジアでの巻き返しにより四輪車販売で過去最高の430万台を計画するなど、営業利益を6200億円に拡大する見通し。

岩村副社長は「このV字回復を基本的には成長軌道に乗せていく、つまりこの回復率でどんどん進めていきたいというのが私どもの考え方」とした上で、「これで終わりかというと、それでは私どもは満足しない。成長路線に今期乗せる、これが次のステップにつながるという認識」と強調した。

さらに「私どもの強みとしては、特に新興国で未参入分野が結構ある。ここに参入することで戦える。先進国は未参入部門があまりないので、今の商品をどこまで強くできるかということになるが、『シビック』、『CR-V』、次期型『アコード』など非常に市場から評価を受けているので、ここは維持できる。プラス今後期待しているのはスモールで、ここでホンダとしてどっと売っていく計画をしているので、そういう取り合わせで今後販売を伸ばしていきたい」と述べた。

ホンダ決算会見≪撮影 小松哲也≫