「これがケーキだったら…」という“女子コメント”を発しながら無心になって土のうづくり《撮影 大野雅人》

トヨタ自動車などによる水をテーマにした市民参加型自然保護活動 AQUA SOCIAL FES!! 2012 では、ハードなプログラムも用意され、東京・町田の「森再生」に続き、5月開催の「海岸清掃」(三重)や「田植え」(福井)の募集を行っている。

4月22日開催の「保水の森再生とホタルの水辺再生作業体験」は、鶴見川の源流の森を歩き、生い茂る笹を刈ったり、土のうをつくったりと、ゴム長を履いて泥んこになりながら森にどっぷりと浸かる一日となった。

現場は東京・町田の鶴見川源流「泉のひろば」。小田急多摩線唐木田駅から徒歩30分ほど(参加者は現地までバス移動)の丘陵地で、誰でも自由に入れるハイキングコースだが、意外と道は険しく高低差もある。

トヨタマーケティングジャパンのマーケティングディレクター・折戸弘一さんをはじめ、10代から60代までの老若男女さまざまな参加者たちは、農地として使われたあと50年間も放置されていた森に入り込み、保水力向上とホタルなどが生息できる水辺の再生を目指した笹刈りや土のうづくりに挑んだ。

ゴム長を履いてスコップを握った女子大生は、「(彫り上げた粘土状の土が)ケーキだったら最高なのに」と笑いながら麻の袋に土を入れ続けた。無心になって笹を刈っていた50代の女性は、「時間が少な過ぎる。納得できるまで刈り込みたい」と運営関係者に迫る勢い。

土のうと笹刈りを終えた参加者全員で、ゲンジボタルの幼虫を放流。この土地の土中でホタルたちは50日ほど過ごし、6月には光を放ち飛びはじめる。「そのころまたここに訪れて、ホタルの姿を見届けたい」と複数の参加者が語っていた。

こうした“ハード系”のプログラムもあるAQUA SOCIAL FES!! 2012。「現在募集中で5月開催の、福井『コウノトリも嬉しい田んぼをつくろう』や三重『素足で走れる町屋海岸をつくろう』などもなかなか体力の要る作業だと思う」と担当者は話していた。

尾根側からスタートし笹刈り・土のうづくり現場の谷へと下っていく《撮影 大野雅人》 ゴム長を履き細くて傾斜のきつい山道を入っていく《撮影 大野雅人》 荒廃していたかつての農地がきれいに再生化された脇をさらに下る《撮影 大野雅人》 土のうづくりの現場にはトヨタマーケティングジャパンの折戸弘一さんの姿も《撮影 大野雅人》 土のうづくりの現場にはトヨタマーケティングジャパンの折戸弘一さんの姿も(中央)《撮影 大野雅人》 「ツイッターを見て」と軽い気持ちから参加したという女子大生2人組も無我夢中《撮影 大野雅人》 笹刈り現場からは「もう少しやりたい!」という声が《撮影 大野雅人》 記念撮影のあといよいよゲンジボタルの幼虫の放流へ《撮影 大野雅人》 紙コップに入ったゲンジボタルの幼虫2〜3匹を土へと放流《撮影 大野雅人》 尾根から鶴見川源流となる谷を見つめる《撮影 大野雅人》 当日配布された資料より抜粋