トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》

特定ユーザーにリース販売していた以前の車両と比べて、大幅値下げ以上にありがたいのは、EVモードとHVモードを選べるようになったことだ。

以前の『プリウスPHV』は、電池が切れるまではEV、それ以降はHVという走り方しかできなかった。「EVの取り置き」ができなかったのだ。

でも今回は違う。観光地の自然保護のために電池を残しておくという、理に叶った使い方が可能になったし、機械任せでなく「自分で車両を制御する」という自動車本来の魅力を味わえるところがいい。

それ以外では、充電ソケット部分に夜間照明が追加され、以前はウインドスクリーン内側にあった充電確認インジケーターもここに移されたことが特筆される。

いずれもPHVを本気で使う人にはうれしい配慮だろう。これらの改良はリース販売や実証実験での利用者の声をフィードバックした結果だという。他のモデルも実証実験後の市販というパターンを導入してもいいのではないだろうか。

森口将之|モータージャーナリスト
試乗会以外でヨーロッパに足を運ぶことも多く、自動車以外を含めた欧州の交通事情にも精通している。雑誌、インターネット、ラジオなどさまざまなメディアで活動中。著書に『クルマ社会のリ・デザイン』(共著)、『パリ流 環境社会への挑戦』など。

トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》 トヨタ・プリウスPHV《撮影 太宰吉崇》