トヨタ自動車ミシシッピ工場

トヨタ自動車は24日、元町工場で(愛知県豊田市)で生産技術改革の取り組みに関する説明会を開いた。その改革の狙いは少量生産でも低コストを実現して競争力を高めること。新美篤志副社長によると、新型車投入の際の投資が2008年に比べて約4割削減できるようになるという。

例えば、組み立てラインでは生産台数に応じてラインの長さを自由自在に伸縮できるに変更。上部からつり下げるベルトコンベヤーをなくし、車体1台を載せた台車が移動する方式で、組み立てに使う各種装置の位置を自由に変えられるようにした。

この結果、投資額が従来に比べて半減、リードタイムも4割短くなり、「週末に車種の変更やラインの長さを簡単に変更できるようになった」(担当者)そうだ。同時に、大量生産する際はラインを長くし、少量の場合は短くすることで、人員配置も適切に増減させることができる。

こうした組み立てラインは、子会社のセントラル自動車の宮城工場(宮城県大衡村)や米国ミシシッピ工場ですでに導入されており、今年前半に稼働する中国・長春の新工場をはじめ、今年後半に稼働するブラジルの新工場にも導入する。

「生産技術を含めて日本のモノづくりがこれからも世界のトップを走っていけるようにしていきたい」と新美副社長は話し、新しい技術や新しいものが要求されれば、果敢にチャレンジしていくとのことだ。

トヨタ 新美篤志副社長