三菱重工業は24日、インドの耕運機・トラクターメーカーVTTL社と合弁で運営する小型ディーゼルエンジン製造・販売会社MVDE社に対する増資を実施したことを発表した。

インド市場でMVDE社ブランドへの認知度が高まってきたことを受け、大口商談にも対応できる強い財務体質を確保するとともに、製品のラインアップを拡充するのが狙い。

MVDEは2007年の設立で、インド南部カルナータカ州の古都マイソールに本社・工場を置く。設立当初からの資本金は4億1500万インドルピー(約6億6400万円)で、出資比率は三菱重工90%、VTTL社10%となっていた。

今回の増資分は8億8000万インドルピー(約14億円)で、全額を三菱重工が出資。資本金は3倍強の12億9,500万インドルピー(約20億7200万円)となり、三菱重工の出資比率は約96.8%となった。

MVDEは現在、三菱重工からの技術供与で排気量2リットル未満のディーゼルエンジンを生産。「MITSUBISHI」ブランドでインドおよび周辺地域へ販売している。

インドでは農業機械および建設機械に対する需要が旺盛で、日系をはじめ外資系建機メーカーが相次いで進出。MVDEも農機および建機搭載用エンジンの大口受注を獲得しており、年間生産量を現在の1万台から3万7000台まで引き上げる。加えて現地調達率を拡大し、コスト競争力強化をはかる。