2010年4月に香川県高松市内の県道で発生した交通死亡事故について、香川県警は17日、事故当時にクルマを運転していた32歳の男を危険運転過失致死傷容疑で逮捕した。同乗者を驚かせる目的で、故意に危険な運転を行った疑いがあるという。

香川県警・高松南署によると、問題の事故は2010年4月29日の午後8時30分ごろ発生している。高松市檀紙町付近の県道(片側2車線の直線区間)を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。コントロール不能のまま、道路右側に設置された看板の支柱へ衝突し、同乗していた男女2人が死亡。運転していた30歳(当時)の男を含む2人が重傷を負った。

警察では運転していた男の回復を待って、事故当時の状況について話を聞いていたが、男は「現場手前の交差点内に盛り上がった部分があり、速度を上げて通過するとクルマが激しくジャンプする」、「わざとジャンブさせて同乗者を驚かそうと思っていた」などと供述していた。

衝突地点の約100m手前の交差点には段差が生じており、検証を進めたところ、制限速度を著しくオーバーした速度で段差に突っ込むと、男が供述していたとおりにクルマがジャンプすることが判明した。

このため、警察では「男が同乗者を驚かせるという目的で、制御困難な高速度で振興した可能性が高い」と判断。交差点進入時の速度は100km/h超だったと認定し、男を危険運転致死傷容疑での逮捕に踏み切った。

調べに対して男は「60〜70km/hだった」として、高速度走行の事実については否認しているようだ。