ミラージュ(タイ仕様車)《写真提供 三菱自動車》

バンコクモーターショーの会場に併設された特設試乗コースで、タイで先行発売された『ミラージュ』に試乗した。

日本では昨年の東京モーターショーでデザインが公開されている。今回のタイ仕様車もデザインやパッケージングなどは基本的に変わらない。違うのは搭載エンジンで、タイ仕様は3気筒1.2リットルのMIVECだが、日本仕様は3気筒1.0リットルのMIVECでアイドリングストップ機構などエコサポートを採用するという。いずれもCVTとの組み合わせだ。

見た目やインテリアの印象はマーチなどと同様に平凡なものながら、高張力鋼板を使って軽いボディに仕上げたことや、効率的なパッケージングによって余裕の室内空間やラゲッジスペースを作ったのが特徴。

タイ仕様はヨーロッパ基準で22.0km/リットルの低燃費を実現しているとのことで、燃費志向エンジンのために動力性能は57kWとやや控えめの数字に抑えられている。でもボディが870kgと軽自動車並みに軽いので、走りの元気の良さは十分なレベル。副変速機付きCVTとの組み合わせで加速の滑らかさもまずまずだ。

足回りはかなり柔らかめ。タイの道路事情などを考えると、こうした味付けが必要なのかも知れないが、パイロンスラロームやダブルレーンチェンジなどを試すと大きくロールする。もう少し硬めの足回りにしても良いように思えた。

タイでは38万バーツからの価格設定で、税制の違いなどもあるためけっこう高めの印象。日本向けの1.0リットル車はベースグレードで100万円を切るような価格設定も考えられる。

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

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