シボレー ソニック《撮影 トヨサキジュン》

最近のシボレーは、日本でも現実的なサイズの『キャプティバ』やハッチバックの『ソニック』など、アメリカンなノリをカジュアルに楽しませてくれるモデルに力を注いでいる。

今回試乗したソニックは、189万円から購入できる価格帯ながら、欧州で最高ランクの安全性を確保。デュアルポートグリルにボウタイエンブレム、二輪車をモチーフとしたむき出しのヘッドライトなど、シボレーらしさの中に個性を盛り込んでいる。

注目したいのは、そのワイルドなドライブフィール。1.6リットル直4エンジンは6ATと組み合わされるが、2000回転程度でも上り勾配をスムーズに駆け抜ける余裕をみせる。街乗りでは低回転で静かに快適に流すことができる一方で、アクセルを踏み込むと、エンジン音は低く轟く音色から高い音色に変化。雄々しく響く回転フィールに胸が躍らされてしまう。

世界各国の道で煮詰めた走りは、アメ車的なソフトなイメージとは異なる。コーナーでの姿勢変化がスムーズに感じる点やハンドルを滑らかに切り戻していける点からみても、ボディ剛性や足まわりの動きといった基本性能がしっかりと煮詰められていることが分かる。

国産コンパクトや欧州車に類を見ない、刺激的な一台といえるだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

藤島知子|モータージャーナリスト
幼い頃からのクルマ好きが高じて、2002年からワンメイクレースに挑戦。市販車からフォーミュラカーに至るまで、ジャンルを問わず、さまざまなレースに参加している。2007年にはマツダロードスターレースで女性初のクラス優勝を獲得した経験をもつ。現在はクルマの楽しさを多くの人に伝えようと、自動車専門誌、一般誌、TV、ウェブ媒体を通じて活動中。走り好きの目線と女性の目線の両方向から、カーライフ全般をサポートしている。

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