帝国データバンクが発表した2011年度(2011年4月〜12年3月)の倒産件数は前年度比0.5%減の1万1435件となり、3年連続マイナスとなった。

負債総額は同14.1%減の3兆9165億1800万円と、3年連続で前年を下回り、過去10年で最小だった。

負債総額トップはDRAM大手のエルピーダメモリの4480億3300万円。負債100億円以上の大型倒産は前年度より5件少ない30件と過去10年で最も少ないレベル。

業種別に見ると、7業種中5業種で前年度を下回り、減少率では製造業(9.5%減)、運輸・通信業(8.4%減)、不動産業(4.6%減)と続いた。製造業では一般機械器具、鉄鋼・非鉄金属・金属製品、電気機械器具などが大幅減少した。一方、小売業は4.7%増、サービス業が6.8%増となり、内需型業種では前年度を上回った。

主因別の内訳を見ると「不況型倒産」の合計は9606件で構成比は84.0%と、前年度を0.2ポイント上回り、過去10年で最高となった。販売不振は9172件で構成比が80.2%と、過去10年で初めて80%を超えた。「円高関連倒産」は98件判明、同53.1%の大幅増となった。

地域別では、関東、近畿など4地域で前年度を下回った。特に東北は前年度比27.3%の大幅減少で、過去10年で最少となった。中国、九州など5地域は前年度を上回った。