トヨタ自動車の豊田章男社長は9日、同社の新たな車両開発方針「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ」(TNGA)に関する記者会見で、2009年の「グローバルビジョン」で示した「持続的成長の循環」が廻り始めたとの認識を示した。

会見で豊田社長は、就任以来ほぼ3年を経過し「(株主など)ステークホルダーのトヨタへの期待は、事業の急拡大でなく『持続的成長』であることを改めて痛感した」と述べた。

同社のグローバルビジョンでは「もっといいクルマ」を世に送り出すことで収益を確保し、法人税の納税などを通じて街や地域社会に貢献。それが「結果的にはトヨタの持続的成長につながる」(豊田社長)とのシナリオを描いてきた。

豊田社長は『アクア』やインド向けの『エティオス』など、顧客に支持される「いいクルマ」が出始めたと評価。これにより、目指すところの「持続的な成長のサイクルが廻り始めた」と述べた。